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photo by suguri@VeryVery

word by suguri

 

 

子どものとき

みんなで見上げた、星空

 

首が痛くなるまで

必死になって、探した、流れ星

 

あの頃の空も、

星の位置も、

星座の名前も、

 

何ひとつとして、

変わらずに、ここにあるのに

 

あの頃のボクらは、

もう、どこにもいない。

 

あの時、隣には

誰が、いたんだっけ

あの時、ボクらは

何を、願ったんだっけ

 

みんなは、今

どこに、いるのだろう。

 

どんなに本を読みあさって

自己を確立しようと、しても

 

その紙の上に

羅列された、

インクの中には

 

正解はいくつもあったのに

答えは、

どこにもなかった。

 

ブランコの靴とばし

 

昼休みのドッジボール

 

HBの鉛筆とキューピットさん

 

なわとびの二重跳び自己ベスト

 

肌に、残る赤い筋

 

瓶の牛乳

 

ランドセルに結びつけた体操袋と

 

脇に差したリコーダー

 

ゴムの伸びた赤白帽子

 

キッズウォーと

 

シークレットベース君がくれたもの

 

ゲームボーイのポケモン

 

明日天気になあれ

 

ただ、

純粋に毎日が楽しくて

夢に溢れて

友達が大好きで

 

信号が

青に、変わる、

その瞬間に

一斉に目を光らせて

駆け出していた。

 

少しずつ、

大人に近づいていくたびに

傷つくのが

怖くなって

蓋をして、

冷めた振りをして

鈍感な振りをして

臆病に、なっていった。

 

痛がり屋さんになって

傷つく振りも板についていった

 

自分を

否定されるのが怖くて

新しい世界に

飛び込めなく、なっていった。

 

人と、違うことをしている人を

羨んで、妬むくせに

ゴールばかりを求めて

走る意味を見失う。

 

 

出逢った人の数だけ、

ボクたちは存在している。

 

ボクの中の、ボクも

あなたの中の、ボクも

彼の中の、ボクも

彼女の中の、ボクも

 

すべて、等しく

自分自身だということ。

少しずつ、知っていく。

そうやって、

大人になっていく。

 

きっと、

今の子どもたちも、

似たようなものを感じて

いろんなものを、知っていくんだろう。

 

そして大切なものを、

見つけていく。

守るための方法を、

見つけていく。

 

星空は、

今も、

変わらずに、

ここに、ある。

 

大事なことは

変わっていくこと

そして、

変わらずに、いること。

 

誰も、彼も

これから待ち受ける

いくつもの選択肢の中に

正解は、ないけれど

その先、

必ず、答えはあるよ。

 

 

2016.01.11

suguri hirasawa

 

 

 

 

 

 

 


2016-01-12 | Posted in Suguri's PhotoNo Comments » 

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